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「へんな会社」のつくり方


「へんな会社」のつくり方
近藤 淳也 (著)



ユニークなサービス、ユニークな社内の仕組みで注目を浴びている、はてな。
本書は、CNETで連載された、「へんな会社」はてな近藤社長のブログをもとにした本。

以下、メモ。

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■社内で情報を共有化する仕組み

 ・情報の私物化を禁止する

  共有ファイルサーバを立てて、プロジェクトごとのファイルを共有、
  CVSサーバにリポジトリを作成してソースコードを共有

 ・情報は閲覧者が選択する

  社外とのメールのやり取りや打ち合わせ内容も守秘義務契約に
  違反しない範囲で、社内で共有

  メールはメーリングリストに転送、
  会議議事録は社内のグループウェアにアップ

  *情報発信者が「その情報を出すべきかどうか」を判断するのではなく、
   情報閲覧者が「その情報を読むべきかどうか」を判断する

■会議のムダをなくす

 ・毎朝の開発陣MTGは、立ってMTG

  *現在は2日に1度

・参加/不参加は柔軟に選択

  *各サービスごとにタスクを分類しておき、
   各サービスのディレクターが関係するメンバーだけを
   集めて実施

■進行管理システム「あしか」

 ・段ボール箱とコピー用紙で作った進行管理システム

 ・様々な業務をそれぞれ1枚のタスクカードに書き込み、
  「ペンディング」「そのうちやる」「終わった」「すぐやる」の
  4つの仕切りで管理

 ・プログラムでシステム化してネットワーク上でやるよりも、
  開発者がテーブルに集い、その場で「これは僕と君でやろう」など
  言いながら片付けていくほうが効率的

  *デジタル化する話も進んでいる

 ・中期的なタスクを管理する「とど」というシステムも作成


---------- 開発者が楽しく仕事できる環境


■ペアプログラミング

 ・短時間に物凄い集中力が必要なので、1ターム2時間程度で1日3回くらいまで

■だらだらと長い時間働かない

 ・7時半から8時頃までには家に帰る
  他の社員もほぼ9時頃までには帰宅

■フリーアドレス制

■サービスのディレクターをコンペで決める


---------- 連続的な開発と非連続的な開発


■様々な開発業務を「連続的」「非連続的」で区分

 連続的:既に動いているコードがあり、そのコードに対して変更を与えていく
ような作業

 非連続的:次の主力サービス、その結果次のビジネスを産み出すようなもの
      新しいユニークなブログの仕組みなど

■新しいアイディアは、毎朝のMTGで発表
 発表することでアイディアに少しずつ形を与えていく

■非連続的なアイディアをどう形にするか

 ・通常業務で忙しい中、行なうのは難しい
  →開発合宿(3日程)と移動オフィス(1日程)


---------- いろいろな試み


■交換オフィス

 ・3人くらいの社員が、1日お互いのオフィスで仕事
  昼食を一緒に食べ1時間ほどブレストし、類似点と相違点の洗い出し

■社員どうしでボーナスを計算

*基本報酬額には踏み込まず、プラスアルファの業績連動分

■ブログで人材採用

 ・応募者のブログを何ヶ月分も読んで採用を判断

■偉くない管理職

 ・開発者が継続的にものづくりを続けられる環境

 ・新しく入った社員が、年上の開発者のタスク管理を行なったり


---------- ユーザーとともにサービスを開発する


■不具合の有無よりも重要なこと

 ・「不具合をゼロにする」とともに、「不具合対処プロセスをオープンにする」ことが重要

■50%の完成度でサービスをリリースする

 ・作り手の想像力には限界がある

 ・サービスの機能を分類する

  1.最低限必要な機能
   :どんなシステムでも持ち合わせている機能
  2.そのサービスを特徴付ける基本機能
   :どのサービスにあるわけでもないが、サービスのコンセプトを
    表すために必須の機能
  3.発展的機能
   :1や2を前提とした場合に必要となる機能

  1がなければそもそもサービスとして成り立たない
  2が無くては最初にユーザーに「面白い」と思われない
  しかし、3に関してはリリースしてから発展させても良い

 ・危険を測る、可能性を測る

  どんなものでも50%で出してしまえばよい、というものではない

  →問題の被害規模で判断
  
   1.確実に安全を保たなければならない問題
    :パスワード漏洩など
   2.安全性とスピードのトレードオフがきく問題
    :表示の崩れなど
   3.不確定な可能性を切り開く問題

■ユーザーの要望を知る

 ・予測市場「はてなアイデア」

 ・プロセスを公開する

  はてなアイデアに寄せられた要望について検討する会議音声公開

 ・社内MTGにユーザーが参加

  Skype利用


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世の中は”でたらめな仕組み”で動いている、など独特の言い回しには、哲学的な趣さえ感じてしまいます。

開発やサービスのあり方を考える上で、面白く、また参考になる点が多い本でした。
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2007/04/24 3:45 PM, from -
「へんな会社」のつくり方
はてな社長の近藤淳也さんが書いた本を読みました。 社員全員が、戦略の議論、新サー
2006/05/02 10:43 PM, from eiichi blog

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