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世界一シンプルな「戦略」の本

『世界一シンプルな「戦略」の本』
長沢 朋哉 (著)







 ”世界一シンプルな「戦略」の本”という名に偽りなし。

電通ヤング・アンド・ルビカムのストプラ(=ストラテジックプランニング)の
方が書かれた本。

文字の大きい大胆なレイアウトで、非常にわかりやすい。
言葉使いも平易なため、1時間ほどで読めます。

新入社員の方などにオススメですが、
それ以外の方でも、今までの頭の中の知識が、再整理されますし、
後進に「どう教えていくか?」という参考になりました。

「目的」と「手段」が混同している、というような話は
日常でもよく話したりしますが、そういった言葉の定義に
ついてもわかりやすく解説されています。

以下、メモ。


----------------------------------------------------------------------

■戦略=「目的」+「手段」

・「目的」が具体的かつ明瞭に設定できれば
 「戦略づくり」の道程は半分終了

・「手段の目的化」という倒錯を避ける

■ある事柄が「目的」でもあり「手段」でもある
 =「戦略の階層性

・戦略目的の設定とは、「どの階層の戦略が適切なのか」を
 考えること

■「選択と集中」

・「集中」とは選ばなかったものを捨てること

・戦略の本質とは何をしないかを決めることである(マイケル・ポーター)

・「目的と手段」が「戦略の骨格」なら
 「選択と集中」は「戦略の心臓」

■「戦略的である」とは目的が的確に選択され
 すべての手段がその目的に向かって集中していること。
 また、それらが選択された理由が明快に説明できること。

■戦略を立てる上で扱う「目的」は2種類ある
 「上位目的」と「戦略目的」

・多くの場合「上位目的」は”自明の理”となる

■「目的」と「目標」に潜むもの

・目標には数値が潜んでいて、目的には価値観が潜んでいる

■「問題点」を「戦略目的」に変換すると思考が整理されやすくなる

■「戦略立案」と「問題解決」の相似性

■「論理的である」とは結論・主張が明解でその理由と話の筋道が
 分かりやすいこと

・企画書の場合なら「話の筋道が分かりやすい」とは
 「ページとページのつながりがわかりやすい」こと

・「ページとページのつながり」を考える際には「接続詞」を意識する

■企画書の論理性のチェックには「逆向き推論」が有効

■見た目で損をしている「帰納」と「演繹」

・帰納:複数の(横並びの)事柄から、結論を推測すること
・演繹:一般的な常識から、結論を推測すること

■MECE

・漏れなく、ダブりなく+同レベル(意訳)

■MECEに近い状況を比較的容易に作り出せるのが「フレームワーク」

■フレームワーク思考の5つの源流

1)数式タイプ
2)時系列タイプ
3)ツリー・タイプ
4)2軸タイプ
5)マトリックス・タイプ

■「So What?」は「要するに、AだからB」というロジックの骨格を
 明確にすること

■「Why So?」は「なぜ、そうなのか?」つまり
 「Bなのは、なぜか?(それはAだから)というロジックを
 明確にすること」
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| BOOKS | 22:52 | comments(0) | trackbacks(1) | このエントリーを含むはてなブックマーク

影響力の武器 実践編

『影響力の武器 実践編

N.J.ゴールドスタイン (著), S.J.マーティン (著), R.B.チャルディーニ (著), 安藤 清志 監訳 (翻訳), 高橋 紹子 訳 (翻訳)



『影響力の武器』の六つの原理を実社会で活用した50余りの事例を、
ユーモアを交えて描く心理学書。人や組織から同意と承諾を得る方法を、
社会の場面にあ わせて個別具体的に解説した。

世界の名だたる企業の販売戦略、リーダーシップの獲得術など、
人が人から協力してもらう方法をあらゆる角度から分析し、
実験に裏打ちされた方法論をもとに紹介。

成功は失敗談のなかにこそある。


私は、本を読むときは読み進めながらドッグイヤー(ページの角を
折ること)にした後で、一読後、そこを拾って、メモにまとめるという行為をし、
読書後の定着と、読み返す際の効率化を図っています。

しかし、本書は気づくと「50の秘訣」全て折ったのでは
ないかという具合に、ドッグイヤーだらけになって
しまいました。

「説得は芸術ではなく科学である」という主張のもと、
実験と検証に基づく事例が挙げられており、
大変参考になりました。

例えば、たった一言の言い回しの違いで、人間の行動が
変わるというのは凄いですね。

たった1行のコピーライティングでも徹底的にこだわる
ことの重要性を再認識させられました。

ただ、そういったアイディアを一人で考えるのではなく、
まず「実験」をしてみるというのは重要なファクターだなと
思いました。

また、”選択肢が多すぎると買う気がうせる”という法則は
ECサイトなどでも選択肢=商品と当てはめて考えることが
できますが、ECサイトの場合、商品を増やしてロングテールに
して間口を増やした場合と、どちらが最終的な成果の数に
結びつくか、というのは実際にやってみないとわからない
ところでもあります。

すぐにできることが多く書いてあるので、上記のようなこと含め
色々と仕事で試してみたくなりました。

ちなみに仕事とは関係ないですが、
”韻を踏むことで増す影響力”の法則は
ラッパーの方にもおすすめ。

データがライミングの有効性を検証しています。
(ちなみに韻を踏むのは、単語の最初の音を合わせる頭韻と
最後の音を合わせる脚韻がありますが、本書のは脚韻のほう
でした。)
| BOOKS | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

サバイバル時代の海外旅行術

『サバイバル時代の海外旅行術』
高城剛 (著)






世間的にはエリカ様の旦那様ということで知られる(?)、
高城剛さんの本。

セレブな旅行スタイルかと思いきや、今も年に数回は野宿し、
空港に泊まることもあるらしいです。

もの凄い自由な感じでいいですね。
電気がないところでも、軍用のソーラーシステムを使って
PCで仕事するというのも凄い。

読んでると、本当に旅行に行きたくなります。

内容(「BOOK」データベースより)

2006年の日本人海外旅行者数は世界第13位、日本の外国人旅行者
受入数は30位。国際観光収入については23位と低迷。

これでは、グローバル化の進む現代、日本が世界から取り残されて
しまうのは火を見るより明らかだ。なぜ日本人は海外へ行こうと
しないのか。

それは、日本で発売されている「観光ガイド」が“使えない”ことが
一つの原因ではないかと本書は考える。

日々世界を飛び回り、現在はバルセロナに拠点を置いている著者が、
長年の海外旅行経験で培ってきたスキルをはじめ、様々な便利グッズ
やデジタルメディアの知識をもとに、お金がないバックパッカーから
富裕な高年齢層まで万人に役立つ、生きた知恵を伝授する。

以下、メモ。

-----------------------------------------------------------------------------------------------
■読書の1ジャンルとしての「旅行」

・イギリス人は旅行雑誌をファッション誌のように手をとる
 特集されている国や地域に行くかは別にして、娯楽として
 眺める

■日本人の関心はファッションに偏っている

・日本人の20代の70%が、自由に使えるお金をまず衣料品に
 使うと回答。(産業地域研究所編「20代若者の消費異変」2007年調べ)
 70%という数字は世界ダントツであり、少し異常。
・もっと旅行に目を向けて国際感覚を養うべき

■トレンドに追いついてない日本のガイド

・例えば、イビサの情報がほとんど載っていない
・「地球の歩き方」はましなほう、他のガイドの質は推して知るべし

■21世紀のニュー・トラベルスタイル

・ハブ&スポークモデル
 航空会社が集結する都市まで荷物を全て持っていき、
 そこで空港や駅、ホテルに荷物を預け、
 その後は手荷物でかで旅行するスタイルが主流に
・LCC(ローコストキャリア)を使う

■トレンドの最先端「分子料理」

■CIAほど信頼できるサイトはない

・「The world Factbook」に載せられている情報が、
 あらゆるサイトの中で、最も更新スピードが速く、
 かつ情報がきめ細かい

■ウィキトラベル英語版を活用する

■グーグルを使いこなす

・地図を見る
・テキスト検索
・ブログ検索
・画像検索

■旅の前に、自分だけの”10のやりたいこと”を書き出す

■海外ではまず携帯を買う

・iPhoneはSIMフリー版を買う、Skypeケータイにする
・香港で買える

■旅の達人の7つ道具とパッキング術

・ダウン
 圧縮製を重視(デュベティカがおすすめ)
 #スーツならコナカのシャワークリーンスーツ

・NASAの防寒用ブランケット

・ソーラー充電機器
 広げると3畳ほどの軍用ソーラーシステムを使用

・電子辞書
 #「旅の指差し会話帳」もおすすめ

・モバイルプリンター

・ホメオパシー・レメディー

・メディキュット(ドクター・ショール)

・トレーニングギア
 加圧トレーニングウェア、MBTスニーカー

■圧縮袋で衣類をコンパクトに
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| BOOKS | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

会計天国

『会計天国』
竹内 謙礼  青木 寿幸 (著)




娘の結婚式を間近にして交通事故死した、コンサルタントの北条。
死に切れない北条の魂の前に現れた天使「K」が、現世への復活のための条件を出す。
それは、「放っておくと不幸になる5人の経営者やサラリーマンたちを、
会計のアドバイスで幸せに導く」こと。失敗すれば地獄行き。
決意を固めた北条。彼を待ち受けるのは天国か、はたまた地獄か――?
最初の12ページで必ずハマる、今度こそ最後まで読める会計&決算書の本。

決算書の読み方が、物語を読み進めるうちにわかる、
という本。

ストーリーも面白く、どんどん読み進められます。

決算書の読み方だけでなく、そこからどう次のアクションを
打つのか、というのがわかるのは、ただの解説本ではなく
物語の形式をとっている本書ならでは。

図がもう少し多ければ、というところだけが残念なところでした。

| BOOKS | 23:32 | comments(2) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

Ajaxアプリケーション & Webセキュリティ

 『Ajaxアプリケーション & Webセキュリティ』

Christopher Wells (著)






タイトルには「Ajax」とあるが、Webのセキュリティ全般に
ついて網羅された本。

HTTPの仕組みといった基本的なところから、
米のマッシュアップサイトの調査事例まで。

AjaxやFlashなど、Web関連の技術ごとに、
リスク分析と対策のためのヒントが示されています。

#HTMLとCSSについても、スパマーが使う以下のような例などが
 挙げられている。

 1)HTMLの中に画像を表すタグを記述し、その参照先として
    個人を特定できるようなURLを指定。 
 2)このページをメールで送信し、受信者がページを開くと
  画像へのリクエストが発生。
 3)すると、送信先のメールアドレスが確かに存在しており
  ユーザーがメールを読んだということがサーバ側に知られる。


各技術ごとのリスク分析をしている項目は、以下の6つ。

・Spoofing(詐称)
・Tampering(改ざん)
・Repudiation(否認)
・Information disclosure(情報の流出)
・Denial of service(サービス拒否)
・Elevation of privilege(権限の昇格)


常に頭に入れておかなければならないな、と思ったのは
Ajax自身が大きなセキュリティホールの原因になるという
ことはないが、「Ajaxは攻撃者にとっても便利な技術」
ということ。

また、著者が米の幾つかのマッシュアップサイトを
セキュリティの観点から調査した例が挙げられていますが、
真に完全なマッシュアップの実例はありませんでした。

逆にここをしっかり行っておけば、信頼性という点でも
他社とは差がつくだろうな、と思います。
| BOOKS | 14:40 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

アマゾンの正体

本日発売の週刊東洋経済はアマゾン特集。
なかなか読み応えがありました。





ちなみに、米のキンドルユーザーのインタビューが
掲載されていたのですが、読んでいると、キンドルが
欲しくなりますね。個人的には新聞を読んでみたいです。

77歳の方が、「年齢とともに活字が見えなくなってきたが、
キンドルなら活字を大きくして見えるので嬉しい」
とインタビューに答えており、それはすばらしいなと思いました。

以下、メモ。

----------------------------------------------------------------------
■日本での年商
 2000億円(2008年12月期)
 直販型ネット専門ショッピングサイトでは国内首位。

■社員数
 2万人(2008年末。5年で倍増。)
 過半がシアトル本社勤務。

■「物流インフラ」と「ITインフラ」の2つが
 アマゾンのコアコンピタンスであると同時にアキレス腱

  インフラコストが売上に占める比率は、14%
 (物流センター:8.6%
   データセンター関連経費:5.4%)

■”ケチ”だが自由なアマゾンの社風

・会議室の机は全てドアから作られたドアデスク
・会議室の壁は四方全てホワイトボード
 エレベータ内にもホワイトボード

■キンドル

・キンドルは「ITインフラ」で受注して「物流インフラ」で
 配送していたこれまでの書籍販売を、ITインフラ側だけで
 完結させるもの。

・数年前、日本ではソニー、パナソニックなどが展開する
 電子ブック事業は無残な敗退。

 モノクロ画面の上、ページをめくるなど技術的な課題は
 今も変わっていない。

 なのに米国でヒットした理由は
 「コンテンツの豊富さと安さ(新聞も割安)」と「持ち運び安さ」

・さらに、コンテンツの保管、配信だけでなく受信側までを
 囲い込み、コンテンツのフォーマットも独自開発した
 「AZW」を採用し、自社完結モデルを生み出した。

 対照的な事業展開をしているのは、ソニーの「リーダー」。
 フォーマットは米出版業界標準のEPUB、PDF、MSのXPSなどに
 対応。

■米国でのアマゾンはクラウドサービスで最先端を走る
 トップ企業(日本では未展開)

・仮想ハードウェア「S3」
 仮想プラットフォーム「EC2」
 ECサイト向けWebサービス「FPS」

■毎週のようにユーザーインターフェースを細かく改善

■2008年の米国の電子書籍市場規模はわずか1億1300万ドル。
 日本の市場規模は464億円と4倍以上。
 (2008年、インプレスR&D調べ)

 また、この数字は有料電子書籍の売上合計であり、
 「魔法のiランド」などの無料サイトは、含まれていないが、
 日本の電子書籍市場を支えているのは、実はケータイコミック。

 人気ジャンルは、ボーイズラブ(BL)、ティーンズラブ(TL)と
 いった特定ジャンル。
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| BOOKS | 00:28 | comments(2) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

アンビエント・ファインダビリティ

『アンビエント・ファインダビリティ』
Peter Morville(著)






Webディレクター、IAにとって有名な書籍『Web情報アーキテクチャ』を
書いたPeter Morville氏が書いた本。

結構前に読んだ本ですが、また引っ張り出して読んでいます。

著者による造語「アンビエント・ファインダビリティ」とは、
「見つけやすさの環境」という意味。

「アンビエント」とは、
情報やネットワークがますますアンビエント化(いつでも・
どこでも化)される時代、という意味で使われています。

「ファインダビリティ」とは、
発見容易性という意味。

ユーザビリティについてはよくとりざたされますが、
情報を見つけられなければ使えないので、
まずファインダビリティありきであり、
ユーザビリティーの前にファインダビリティーが重要
とのこと。

#実際は、この言葉の説明含め、訳が難解でした。。
 (この造語についての「定義」という章を見てもすぐには
 わからず。)


経路探索についての歴史、MITメディアラボの作品など
Webに留まらない根本から説明されています。

プッシュ型情報とプル型情報をタオイズムの陰陽になぞらえたり、
哲学的な趣も。

なお、今回初めて知ったのは、ヒューレット・パッカード社が、
ユーザーインターフェースデザインや情報アーキテキクチャ、
検索を担当する部門横断的チームを含む「ファインダビリティ
グループ」を規定しているということ。

著者は今後数年のうちに、「ファインダビリティエンジニア」や
「ファインダビリティチーム」といった名称を目にする機会が
増えるたろうと予測しています。

名称自体は広まってませんが、こういった横断チームを
リクルート社が持っているのは有名な話ですね。

実際に、で、どうするの?というのはこの本をもとに
考える必要があるのですが、一番すぐに使えるのは、
以下の「ユーザーエクスペリエンスのハニカム構造」。


----------------------------------------------------------------------
■ユーザーエクスペリエンスのハニカム構造

・役に立つこと(Useful)
・使いやすいこと(Usable)
・望ましいこと(Desirable)
・探しやすいこと(Findable)
・アクセスしやすいこと(Accessible)
・信頼に値すること(Credible)
・価値を生み出せること(Valuable)

このハニカム構造は複数の目的をまとめて満たすことによって、
ユーザーエクスペリエンスを最も優れた形で実現できる。

ユーザービリティの問題を超えたところまで議論を進めるために
役立つツール。

7つの要素のうちどれが足りないかを関係者が話し合う材料と
なったり、優先順位についての議論のきっかけになる。

「望ましいこと」と「アクセスしやすいこと」どちらの要素が
重要だろうか?など。

▼アクセシブル京都のサイトにも掲載あり
http://www.accessiblekyoto.net/

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| BOOKS | 19:41 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』
棚橋 弘季(著)







前著『ペルソナ作って、それからどうするの?』を書かれた
棚橋さんの本。

前著はマーケッターやデザイナー、Webプロデューサー、
Webディレクターなどを読者対象としていたと思いますが、
本書はそれに留まらず、ビジネスパーソン全員を対象にして
いるようです。

IDEOのバンクオブアメリカ案件の事例なども取り上げながら、
デザインのプロセスについて書かれています。

知っていて、既に行っていることも多かったですが、
色々な手法を統合して紹介しているところと、
その裏にあるデザインについての「熱さ」が棚橋さんならでは。

個人的に共感したのは、「トライアンドエラーを計画的に」
というところ。

私がやっているWebサイト構築のプロジェクトにおいても、
クライアントによってはコストを出してもらいづらいところですが、
せめて、社内テストだけでもスケジュールに組み込んで計画的に
やることは重要です。

以下、メモ。

---------------------------------------------------------------------
・あらゆる仕事がデザインである

 デザインとは僕らが勘違いしていたような狭い範囲の仕事では
 なかった。
 デザインとは、人間自身の生活、生き方、生命としてのあり方を
 提案する仕事。

・デザインは生活文化をつくる仕事
 (イタリアで活躍しているデザイナーの阿部雅世さん)

・モダンデザインは世界のさまざまな地域に浸透し、
 安心と快適な生活をもたらす一方で、
 普遍的(ユニバーザル)デザインを目指したモダンデザインの試み
 はその普遍性によって、各地域固有の文化を破滅させもした。

・仕事に活用する「デザイン思考」(Design Thinking)

 デザイン思考を使うと
 1)今まで見えなかったものが見える
 2)結果を早く出せる
 3)解決できなかった問題が解決できる
 4)複雑な問題への対応も可能になる
 5)人々の暮らしを豊かにする仕事ができる

・IDEOのデザインプロセス、
 人間中心設計の分野の「ISO13407:人間中心設計プロセス」
 はほとんど同じである

・情報化〜情報の構造化のスキル

 メモをとり、メモに書かれた情報群を組み立てていく
 こうした作業を仕事の場だけでなく、日々繰り返す

・グループワークでアイデアを創発する

 デザイン思考の仕事でグループワークを行うメリットは
  1)組織的な発想力のマネジメント
 2)結果ではなく過程が共有できる
 3)間接コスト・手戻りの削減

・グループワークではKJ法が役に立つ

 情報を単位化し、その後統合して構造化する
 「情報の圧縮化」(情報のグループが10以下になるまでグループ化を
 続ける)から、発想が生まれる

・ワークモデル分析

 フィールドワーク調査で得た発見について、
 人間の行動とコンテキストを図を使って分析する。

・ゴールダイレクテッドデザイン
 インタラクションデザイナー、アラン・クーパーが考案。
 (Windows95のリデザインやVisual Basicのデザインを担当した
 ことで有名)

 ゴールダイレクテッドデザインの特徴は、ペルソナとシナリオを
 使うこと。

・トライアンドエラーを計画的に

 プロトタイピングを重視する。

 ペーパープロトタイピングや、ダーティープロトタイピング
 (厚紙やダンボールなどを使って立体的な物のプロトタイプを
 つくる)などの方法を使う。
---------------------------------------------------------------------
| BOOKS | 18:12 | comments(0) | trackbacks(4) | このエントリーを含むはてなブックマーク

グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業

 『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業
 夏野 剛(著)





i-modeを立ち上げ、今はニコニコ動画も手掛けられている夏野さんの本。
挑発的なタイトルの思惑に乗っかって、まんまと買ってしまいました(笑)。

経営層、とくに50代以上の経営者がインターネットリテラシーが低く、
ITによる社会の変化に対して日本企業は、各論では理解できても
総論ではまるで理解できていない、ITを理解できていないリーダーは
交代しなければ駄目だ、という内容。

まえがきでは、USENの「Gyao」とネオの「ミランカ」が失敗例として
挙がっています。
その2社がなぜ失敗したかの詳細は触れられていませんが。

内容はあまり目新しいことはなく、
「リアルビジネスでだめな人はウェブでもダメ」、
「まずは実店舗でやっていることから着手する」
という、わりと当たり前のことが書いてあります。

ただ、「当たり前のことを当たり前にやる」ことが重要と
書いてあるので、それが一番伝えたかったことかもしれません。

小飼弾さんの書評では辛口で驚きましたが・・。

私の評価は、というと、「あの程度で成功だと思っているからだめなんだ」、ということになる。

iモードは、確かに国内では大成功を収めた。しかし海外展開は見事に失敗している。宇多田ヒカルの方がまだ成功したといってよい。それも「イマイチ」どころか見るも無惨な失敗だ。「1兆円を稼いだ男の仕事術」と著者は自賛するけれども、ドコモは海外キャリアへの投資で一兆円以上すっている。

なぜか。

仕掛人たちに、あまりに技術センスがなかったからではないかというのが、目下の私の仮説だ。
▼書評 - グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業(404 Blog Not Found)
 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51266224.html



小飼さんのブログでは、技術センスという点でCHTMLについて触れていて、この点は
なるほどという感じ。CHTMLは前職で携帯コンテンツ作っていたときに書いていましたが、
今はさわっていないので、なんだか懐かしい。

今では国際標準に合わせるため、2009年夏モデルからは、iモードブラウザ2.0が登場し、
CHTMLとXHTMLで同じタグ・属性が使用できるようになってますね。

なお、最近、「バカ社長論」、「理系バカと文系バカ」、「ウェブはバカと
暇人のもの」など、タイトルに「バカ」とつけて、気を惹かせるものが多い
ように思います。
最近というか、これは「バカの壁」以降なのかな。


以下、本書のメモ。

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・ウェブ2.0はフリーマーケットである
 エントリーバリアが低い=誰でも参加できるので、玉石混淆。

・SNSは社会的インフラになり得ない?

 ハッキリ言ってmixiをはじめとするSNSは「出会い系」。
 負の面がクローズアップされてしまったこともあり、
 社会にインパクトを与えたり、まったく新しい効果のある
 ビジネスモデルの提案が必要。

・iモードのコンテンツ制作に、NTTドコモは一切タッチしなかった。

 タッチさせないと夏野氏が判断し、全て第3者に任せたから。
 第3者がやる気になるシステムを考え、課金のしくみをつくることに
 エネルギーを集中させた。

・ネットビジネスの中ではEコマースが一番伸びる。

・プライシングの重要性
 コンテンツビジネスの場合、広告か課金かという話より、
 課金される金額がリーズナブルか否かという議論、そこに尽きる。

・プライシングのうまさで注目するサービス

 チケットの売買サイト「チケット流通センター」

・ケータイとパソコン、ビジネスモデルに違いは出ない

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| BOOKS | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク

金融大統合時代のリテール戦略―銀行・証券・生保・カードがひとつになる

 ■金融大統合時代のリテール戦略―銀行・証券・生保・カードがひとつになる

富樫 直記 (著)





先月読んだ本。

金融業界はリテールシフトにより業界を超える再編が起き、
金融リテールの核は銀行になる、という。

その中で生き残る為の成功のカギについて、
金融先進国であるイギリスなどの事例をもとに、
説明がされています。

いかにロイヤルティを高めていくかが重要だと
再認識させられました。
商品開発にかかわる部分については、
クライアントマターですが、ネット上でのロイヤルティを
高めるための仕組みや、商品開発にどう活かせるか
という部分は考えていきたいところ。

なお、欧米の店舗事例などは詳細に紹介されているが、
紙面の都合かネット事例が少なかったのが残念ですが、
まだまだネット(広義でのネット。デジタルテレビ含む)で
やれることはあると思います。

本書にもありますが、テレビバンキングは今後注目ですね。

以下、メモ。

------------------------------------------------------------

・日本の金融業界は
 金融制度や市場構造から見て、
 ほぼイギリスに10年から15年遅れで後を辿っている

・日本の金融業界は、これからの本格再編によって
 ゞ箙垓罰Δ硫廟蟆
 ▲螢董璽詈野における業界全体のユニバーサルバンク化
  (銀行、証券、保険、カードなど業界の垣根が取り払われた
  ことによって、大手行がそれらを傘下に置く金融コングロ
  マリットが形成し、銀行業界は上位行が今以上のシェアを持つ)
 が進展する

・最後に残った保険業界、特に生保業界が再編され、
 銀行を核とした金融再編の流れと融合していくと、
 日本の金融業界全体の再編が完了する。

 ほぼどの銀行の大株主の中に生保がいるが、
 「モノいう株主」に変貌するかがカギ。

・崩壊しつつある証券会社というカテゴリー

 リテール証券会社も銀行の傘下に。
 証券全体の預かり資産ランキングで見ても、
 野村、大和、日興コーディアルの大手証券に次ぐ
 位置はメガバンクの系列証券(三菱UFJ証券、新光証券)。

・人口集積度と経営効率

 人口が集積しているほど、営業効率が高まるために
 寡占化が進む。

 米国に比べて日本は集積度が高く、日本のリテール業界は
 もともと寡占化が進みやすい構造。
 (典型がコンビニ業界)

・集約されていく地銀

 米国の銀行合併の歴史を見ると、
 勢力図を変える戦略的な合併は、同規模銀行同士が多い。

・顧客数と規模の追求が成功のカギ

 リテールビジネスにはあくまでもスケールメリットが
 重要。

 ホールセールにくらべ収益性は高いが、小口で手間がかかる。

・金融ビジネスはユニバーサル・バンク・モデルへ

 大手銀行は預金決済機能による顧客接点を活かして、
 住宅ローン、消費性ローンなどの貸し出し、
 デビットカードやクレジットカードなどの決済手段、
 店舗、インターネットなどの決済チャネル
 を提供する。

 また、これらの接点とチャネルを活かして、
 投資信託や株式、保険など銀行業意外の商品を販売する
 ユニバーサルバンク形態をとる。

・バーベルの理論

 米国の金融業界の理論。
 米国の銀行は、規模の大きな銀行と多数の小規模銀行に
 二極化しており、あたかも両端が錘で膨らんでいる
 バーベルに似ていることから。

・日本の金融再編はヨーロッパモデルで進む

 持ち株会社をつくり、その傘下に地域性を表す行名の
 地銀が子会社としてグループを形成する統合モデルが
 しばらくは再編の中心となる。

・モノライン・プレイヤーの終焉

 米国では、カード業務など単一の金融業務のみを
 手がける金融業者はモノライン・プレイヤーと呼ばれる。

 いずれの金融グループにも属さず単独で生き残ると
 すれば、特定の顧客や地域に的を絞ったニッチビジネスと
 して生き残る道しかない。

・銀行がリテール再編の核になる理由

 銀行の持つ預金決済機能という顧客接点の強さ。
 株も投信も生保も損保もあらゆる金融商品の販売は
 資金の決済を伴う。

 利用者が持つトータルなお金の力を把握できるのは
 銀行だけ。

・今、商業銀行が一番ターゲットにしているのが
 預かり資産1000万円から3000万円という、マス富裕層と
 いわれる層。
 この部分のターゲットに対する優遇策は日本の大手行
 でも拡充してきている。

・ロイヤルティが高いとは、
 同じ金融機関から繰り返し商品を買う強いコミットメント
 を持っている顧客のことをいう。

・日本の金融機関は、顧客満足度の改善には取り組んでいる。
 しかし、欧米の金融機関のようにロイヤルティを計測し、
 測定結果に基づいてロイヤルティの改善に取り組んでいる
 ところはなく。

・顧客ロイヤルティのカギは「感動」と「離反」。

 離反の瞬間も日頃から調査・分析。

・ポスト再編の銀行の競争戦略の力点は顧客の争奪戦。
 端的に証券会社から奪い取るのが重要な作戦。

・預かり資産で見たどのセグメントにも、
 ロイヤルティが高い顧客と低い顧客がいる。

 (例)預かり資産600万から800万円の顧客の中にも
   同2000万以上の顧客より利益が大きい顧客が存在する

・顧客口座数は減っていないのに、収益は益々減っていく
 という、いいとこ取りをされないためには、顧客との
 間にロイヤルティに裏付けされた真の信頼関係を築く
 ことが必要

・ロイヤルティを高める4つのプレミアム戦略

 ロイヤルティを形成し、高めていくための戦略として
 広く採用されているのが、プレミアム戦略(優遇戦略)。

 欧米で広く導入されているプログラムは大きく4つ。

 〃荳儻座手数料を見合いに、金融や非金融の
  優遇サービスを提供するもの
  (「パッケージアカウント」や「エンハンスド・アカウント」
  と呼ばれる)
  1500円から3000円の月額手数料を取るので、
  手数料を払ってでも優遇施策を得たいとする客層が対象。

 ⊆莪に応じてポイントを寄与し、貯まったポイントで
  得点を付与するもの
  (端的に言えばFSPだが、「リレーションシップ・リワード・
  プログラム」と呼ばれる)
  対価を取ることなく取引に応じて提供されるので、あらゆる
  顧客に優遇得点を受ける機会を与えることができる。

 デビットカードやクレジットカードに付帯させた形で
  優遇サービスを提供するもの
  主にVISA、マスターのブランド会社が付帯サービスとして
  提供

 こ慇犬覆鋲団蠅慮楜卅悗鯊仂櫃砲垢襪發
  貸し出しや保険、一部非金融のサービスなど特定の
  顧客層のニーズに合った特典を提供

・ネット金融情報の進化

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